都筑の家 -house in amber-
住まいの一日はいろんな顔を見せてくれます
朝の顔、昼の顔、夜の顔そして夕方の顔
夕方の顔はちょっと特別な時間・・・
あっという間に移ろってしまうのに、なんとも言えない複雑な感情をもたらしてくれます
『都筑の家』にも訪れる、そんな瞬間を切り取ってみました
*house in amber・・・「琥珀色の時」をイメージしています
*画面の明るさを最大に最適化しています
南面道路の1階リビングなので道路からの視線が気になります
それを遮る木塀からこぼれる部屋の灯りは家に帰る家族の心をほっとさせてくれます
木塀に溶け込む木戸を開けるとデッキと庭が出迎えてくれます
玄関を入るとこんな景色が目に入ってきます
あかりを灯した場所によって雰囲気が変わります
薄暗いながらも外からのあかりもあり複雑な顔を見せてくれます
家の中心たるダイニングのあかりに視線が集中し
計算し尽くされた空間が引き締まった美しさを感じさせてくれます
階段のあかりがキャットウォークの出入り口や階段の登り口からこぼれ
ISAMU NOGUCHIの『あかり』の小さくも温かい光が心地よい瞬間です
室内のあかりを消して、庭のあかりだけを灯してみました
庭木の美しさを眺めながらも、室内ではお茶を飲んだりするのに十分なあかりを確保することができています
2階の寝室は畳の間で
布団を敷いて寝ます
布団から起き上がった時の目線に窓を設え
照明は梁上の間接照明のみです
柔らかいあかりが天井の珪藻土にバウンドして室内を優しく包み込みます